大会長挨拶

昭和医科大学 歯学部 口腔病態診断科学講座
歯科放射線医学部門
大会長 松田幸子

 会員の皆様におかれましては、日々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
 この度、第67回日本歯科放射線学会の大会長を拝命いたしました昭和医科大学の松田幸子です。大役の拝命に身の引き締まる思いで現在、学会準備に臨んでおります。

 本大会のテーマは、「見える技術を診る力へ ―歯科医療の原点である診断の確かさを支える―」です。画像検査の進歩に伴い、今まで見えなかった体内の情報が次々と可視化されてきています。さて、我々放射線科医はこういった情報をどれだけ診療に役立つ情報提供として提供できているのでしょうか。今回はこういった思いをテーマにいたしました。

 画像情報はどのように歯科治療に役立てられているかという観点から、基調講演といたしましては、今までお話を伺うことの少なかった歯科矯正学について、本学歯科病院長であり、歯科矯正学講座特任教授の槇宏太郎先生よりお話を伺いたいと思っております。時間的に余裕があれば、予後につながる画像所見を探す取り組みとして、歯内治療についての予後因子の調査結果のお話をしたいと思っております。
 教育講演といたしましては唾液腺の再生医療に関するお話を本学歯科病理学部門教授の美島健二先生より、東京歯科大学の後藤多津子先生からは「歯科から脳科学へのアプローチ」というテーマでお話を伺いたいと思います。花村メモリアルレクチャーは日本歯科大学新潟生命歯学部の小椋一朗先生にご講演いただきます。
 専門医講習といたしましては、「医療安全」について東京歯科大学口腔健康科学講座 障害者歯科・口腔顔面痛研究室 教授の福田謙一先生よりお話を伺う予定にしています。
 市民公開講座といたしましては、朝日大学の勝又先生をお招きして、歯科で撮影されるエックス線撮影から骨粗鬆症を予測するお話をしていただく予定にしております。

 放射線歯科医学の進歩・普及・啓発を図るとともに、安全で質の高い歯科放射線医療の提供を通じて、国民の健康と福祉の増進に寄与できる情報交換ができる学会になればと思っております。学会にご参加いただいた皆様にとりまして少しでも有益な情報の交換ができる場となるよう祈念しております。皆様とお会いできますことを楽しみにしております。よろしくお願いいたします。



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