第66回日本生体医工学会大会
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ご挨拶
このたび、第66回日本生体医工学会大会を、初夏の札幌にて開催させていただくこととなりました。 66歳は、比較的新しい長寿祝いとして語呂合わせと色にちなみ「緑寿(ろくじゅ)」と呼ばれております。 緑は自然を連想させることから、生命、成長、調和などを象徴する色とされております。 北海道大学では、緑豊かなキャンパスを表す色として、緑をスクールカラーに採用しております。 本大会のポスターでは、大地から芽吹いた新芽がたくましく成長し、若葉を育んでいく自然の生命力を、本会のさらなる発展に重ね合わせて表現するため緑色を基調色といたしました。
札幌での開催は、2018年の第57回大会以来、実に9年ぶりとなります。この間、2019年に始まった新型コロナウイルス感染症のパンデミック、2022年に始まったウクライナ侵攻、さらに2023年のガザ侵攻、2026年のイラン攻撃など、世界情勢は大きく変化してまいりました。 また、2022年には生成AIであるChatGPTが公開され、科学技術を取り巻く環境は急速に変容しております。 科学技術は世界の平和と安全、人類の健康と福祉そして自然環境の保護に資するものでなければなりません。 このようにグローバルな課題に直面する困難な時代において、日本生体医工学会は前身である日本ME学会の設立以来、一貫して医学と工学すなわち科学技術の協働により、生命現象の解明と医療技術の開発を通して人類の健康と福祉に貢献してまいりました。 不確実な未来社会においても、人類のより良い生存のために、当学会の果たす役割はますます大きくなっていくものと考えております。
北海道は、先住民族であるアイヌ民族の歴史と、1869年に明治政府によって設置された開拓使による開拓の歩みを経て、現在の発展した姿に至っております。 開拓史は、北国の夜空にひときわ輝きを放つ北極星に未来への希望を重ね合わせ、赤い星(五稜星)をシンボルマークといたしました。 本大会のテーマである「北の大地に輝け、未来志向の生体医工学!(Shine Bright in the Northern Land: Future-Oriented Biomedical Engineering!)」には、医学および工学の研究者がより良い未来医療を切り拓いていくために、北海道の地で開催される本大会がその道標となることへの願いを込めております。
日本最北の政令指定都市である札幌市の最大の特徴と魅力は、全国第4位の人口を擁する「都市」としての機能と、郊外に広がる豊かな「自然」環境が高度に調和している点にあります。 生体医工学に関する人類の知の開拓を、この美しい北の大地において皆様とともに進められますことを、大変楽しみにしております。 最後に、本大会が皆様にとって新しい知、新しい仲間に出会う場となり、知性・理性・感性が涵養される貴重な機会となりますことを心より願っております。 皆様のご参加を、実行委員一同、心よりお待ちして申し上げております。
第66回日本生体医工学会大会
大会長 大橋 俊朗
(北海道大学大学院工学研究院 機械・宇宙航空工学部門)
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