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この度、第12回 日本災害医療薬剤師学会学術大会を2025年2月8日(土)・9日(日)を会期として、兵庫県西宮市(武庫川女子大学)で開催することとなりました。
1995年1月17日に「阪神・淡路大震災」が発災し30年が経ちます。
当時 未曽有の災害と言われ、6400名余の尊い命が失われ、4万人を越える負傷者がでるという大惨事となりました。
のちに「ボランティア元年」とも称され、医療のみならず様々な面で全国、全世界から多くの人的、物的支援をいただき復興の歩みを続けてまいりました。
特に医療面におきましては、延べ1127名の薬剤師ボランティアが駆け付け厳しい寒さの中、救援医薬品の集積・仕分け・配送作業や保健所、避難所、救護所等において物心両面 にわたり支援・救護活動をくださいました。
今30年を迎え、我が国におきましても、その間も様々な災害があったことを振り返りつつ、世界的に地球レベルで環境の変化がもたらす自然災害、人為災害そして戦争や難民問題など年々多様化・複雑化する「災害」に対して今後、我々が将来に向けて、今、何を考え、備え、行っていくべきか 改めて皆さんと共に考える機会となれば幸いです。
「2025年」という年は様々な節目の年ともされ「2025年問題」とも言われた団塊の世代がすべて75歳という後期高齢者に突入する年でもあり、また「昭和100年」にもあたる記念すべき年、そして地元関西においては55年ぶりに「大阪・関西万博」が開催される年でもあります。
科学技術が発達する一方、超高齢化社会に突入する今、改めて未知なる災害に向けて経験から得た知恵と技術を共有しつつ、防災・減災への対応や体制整備への助言に繋がる議論にも期待したいと思っております。
「復興への道のりのあゆみ」と「現在」を御覧いただきながら、皆さまへの感謝の意を込めて本大会への御参加を心よりお待ちいたしております。