会長挨拶




   第93回日本感染症学会西日本地方会学術集会
   会長(旧西日本地方会会長) 下野 信行
   (九州大学病院 総合診療科/グローバル感染症センター 教授)





このたび、第93回日本感染症学会西日本地方会学術集会会長を拝命いたしました九州大学病院 総合診療科/グローバル感染症センターの下野信行です。伝統ある本学会の会長を務めさせていただくことをとても光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いをしております。今回の学会は、日本感染症学会中日本地方会学術集会会長の宮良高維先生と第71回日本化学療法学会西日本支部総会会長の山本善裕先生とともに、2023年11月9日(木)~11日(土)にかけて富山で開催することになっております。また感染症学会西日本支部と中日本支部が統合されて初めてになります。

新型コロナウイルスが登場してから現在までに3年近くが経過し、いろんなことを経験してきました。最初は、マスクを中心とした物品不足、PCR検査の遅れ、届け出などのデジタル化の遅れを実感するとともに、多職種、多分野、地域を挙げた病院間、医師会、高齢者施設などとの連携の必要性を再認識させられました。

研究の分野では、mRNAを利用した新規ワクチンの開発や、新規薬剤の開発など、海外の研究のスピードに圧倒されました。データ収集による臨床研究、疫学研究など、国家を挙げて、多くの研究機関や企業が取り組んでいくことには大きな刺激を受けました。

日本は、感染対策のためにルールを守って取り組むところや「3密を避ける」といったメッセージ発信には素晴らしいものがあったと思います。海外や他分野から学ぶことも多く、今後は日本の良さを生かしながら、将来につなげていくことが大事と思います。

学会のテーマは「未来につなぐ融合と進化」です。他のお二人の会長と山岸由佳プログラム委員長と会について相談を重ねてきています。コロナを乗り越えた来年には、是非、富山に集って未来につなぐものになればと思います。





   第93回日本感染症学会西日本地方会学術集会
   会 長(旧中日本地方会会長) 宮良 高維
   (神戸大学 医学部附属病院 感染制御部 教授)





第93回日本感染症学会西日本地方会学術集会の会長を九州大学の下野信行先生と共に拝命いたしました神戸大学医学部附属病院感染制御部の宮良高維です。伝統ある本学会の会長を務める機会をいただきましたことを心から光栄に存じております。

日本感染症学会の地方会支部は、2023年3月に中日本支部と西日本支部が合併し、西日本支部に統合されます。私は、その中日本支部地方会として、また下野先生は同じく西日本支部の地方会として、富山大学の山本善裕先生が会長をお務めになる日本化学療法学会の西日本支部総会との合同開催を準備しておりましたが、この度の合併により、日本感染症学会および日本化学療法学会それぞれの西日本支部が学術集会を合同開催するはこびとなりました。

本学術集会のメインテーマは3会長で協議し、「未来につなぐ融合と進化」といたしました。2020年以降の新型コロナウイルス・パンデミックの中では、感染症の基礎から臨床にいたる様々な領域の方々と数理疫学や薬学、理工系分野、そして保健行政を含む多くの専門家の皆様の努力と叡智を結集することで、ここまで乗り切ることが出来たと考えています。新型コロナウイルス感染症に限らず、これからの感染症学の未来も、より広く、学際的に知見を融合させて進化に繋げたいというのが私たち3会長の願いです。

このメインテーマを反映する学術集会とすることを目指して、プログラム委員の先生方からも多くのご意見とご提案をいただき、プログラム委員長である高知大学の山岸由佳先生と私達3会長の4名で、何度もオンライン会議を重ねて準備を進めてまいりました。会場は富山で開催いたしますが、ポスターには4つの大学の所在地の空と海と象徴する風景を合せて配しました。美しい立山連峰を望む富山の地で皆様とお会いし、多くを学び、この地の名産も楽しみながら意見も交換できる学術集会となりますことを願っております。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。





   第71回日本化学療法学会西日本支部総会
   会 長 山本 善裕
   (富山大学 学術研究部医学系 感染症学講座 教授)





この度、第71回日本化学療法学会西日本支部総会の会長を拝命致しました富山大学の山本善裕と申します。伝統ある本学会を主催させて頂きますことを大変光栄に存じております。感染症学会西日本地方会学術集会の下野信行会長と宮良高維会長とともに富山の地で開催させていて頂くこととなりました。

学会テーマは「未来につなぐ融合と進化」と致しました。3名の会長とプログラム委員長である山岸由佳先生の所属大学が面している日本海(富山)、東シナ海(福岡)、瀬戸内海(神戸)、太平洋(高知)は当然ながら一つの海として繋がっており、さらに未来に向かって進化していくイメージとしてブルーを基調としたポスターを考えました。また、この学会テーマから多職種連携、多分野協働、他学会合同企画、行政との連携、SDGsなどをコンセプトとして掲げております。なお、SDGsに関連してフードロスを軽減する目的もあり、ランチョンセミナーは行わず、富山市内で昼食ができるように「まちなかランチチケット」を提供する方向で考えております。さらに未来につなぐため、大学生・大学院生・初期研修医・後期研修医・多職種若手セッションなどの企画にも力を入れております。

この数年はCOVID-19対策がどうしても中心となっておりましたが、日本化学療法学会としては薬剤耐性や抗菌薬適正使用等を最重要課題として取り組んでいく必要があり、シンポジウム等で企画していきたいと考えております。

さて、日本化学療法学会西日本支部総会として、北陸の地で開催させて頂くことは初めてでございます。会期にはズワイガニ漁も解禁されているはずであり、日本海の海の幸と美味しい日本酒などをご堪能頂きたく、是非富山まで足を運んでいただければと思っております。スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

TOP