第52回全日本教育工学研究協議会全国大会 高知・香美市大会
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ご挨拶
第52回全日本教育工学研究協議会全国大会(高知・香美市大会)の開催にあたって
第52回全日本教育工学研究協議会全国大会(高知・香美市大会)を、高知県教育イノベーションラボ、香美市教育委員会をはじめ、関係者の皆様のご尽力により開催できますことを、心より感謝申し上げます。
本大会では、高知県香美市において、香美市立の小中学校6校(山田小学校、楠目小学校、大宮小学校、大栃小学校、大栃中学校、鏡野中学校、香北中学校)の授業公開を予定しております。香美市は、豊かな自然と歴史・文化に恵まれた中山間の地にありながら、早くから教育の情報化に着目し、一人一台端末を活かした学習者主体の授業づくりに地道に取り組んできた地域です。さらに、香美市立大宮小学校は2021年に公立小学校として全国で初めて国際バカロレア(IB)のPYP認定校となり、香美市立香北中学校も2022年にMYP認定校となりました。IBの理念と手法に基づく探究的な学びを、公教育のなかでICTを基盤として実装してきた、まさに先進的な地域です。これらの蓄積を踏まえ、地域に根ざしながらも国際的な視野を備えた最先端の授業公開が行われることを期待しております。主会場の高知工科大学では、基調講演、研究協議会、ワークショップなど、多彩な企画を予定しております。全国の教育現場の先生方、教育情報化関連企業の皆様、教育工学研究者の方々にとって、理論と実践を交流し、新たな連携を築く貴重な機会となれば幸いです。
本大会のテーマは、「教育DXで進化する探究の学び 〜地域とともに創る 未来の学校〜」です。共催の高知県教育イノベーションラボ、香美市教育委員会では、関係の皆様が日々、地域に根ざした教育実践と研究の発展に取り組んでおられます。GIGAスクール構想の本格運用、生成AIの登場、そして「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実が求められる今、探究やDXを掛け合わせ、地域の文脈の中で学びの質を高めていく営みは、全国の学校づくりにとって大きな示唆となるはずです。香美市から発信される実践と、それを支える地域連携のかたちを、参加者の皆様とともに見つめ、語り合う場となることを願っております。
日本教育工学協会(JAET)は、本年2026年に一般社団法人へと移行し、新たな組織基盤のもとで、教員・研究者・企業がともに学び合うプラットフォームとしての役割をいっそう強化してまいりました。法人化を機に、各地域研究団体・賛助会員・研究者の連携を一層深め、持続可能な実践研究の普及と質の向上に取り組んでおります。今大会も、その理念のもと、全国各地の教育研究団体の主体的な取り組みを核に、地元教育委員会、共催団体、賛助会員の皆様のご支援を得て開催されるものです。開催の前年からはパナソニック教育財団のご支援を受け、JAET役員を中心にアドバイザーとして授業公開校の研究支援を進めてまいりました。多くの教育委員会、企業、関係団体の皆様から、実践研究の推進にご尽力いただいておりますことに、深く感謝申し上げます。
本大会では多数の研究発表が行われます。教育工学に関わる研究や実践であればどなたでも申し込むことができるのが、JAET全国大会の特色です。これまで発表されていない方も、過去の論文を御参考に発表準備を進めていただければ幸いです。
一般社団法人日本教育工学協会の活動は、賛助会員の皆様からのご支援に支えられております。本大会を通して、多様なプログラムから得られる研究成果が、香美市・高知の地から全国へ、そして明日の教育実践へと活かされることを、心より願っております。
2026年5月吉日
日本教育工学協会会長/東京学芸大学教授
高橋 純
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