生体医工学シンポジウム2025

組織委員長挨拶

生体医工学シンポジウム2025を、令和7年9月12日(金)と13日(土)の日程で山梨県甲府市にて開催いたします。
本シンポジウムは、生体医工学の最先端の研究成果を共有し、若手研究者の本分野への勧誘、異分野の研究者との交流を促進することを目的に、2003年に札幌(北海道大学)でスタートしました。以降、各地で開催され、若手研究者同士の活発な議論の場として発展を続けております。今回、山梨県での開催は初めてのことです。

また、今回の会場は甲府駅最寄りの山梨県立図書館を予定しており、学術的な議論だけでなく、電車、バス等で少し足を延ばしていただければ、山梨の自然や文化にも触れてリフレッシュもしていただけるかと存じます。甲府市内には、武田氏館跡である武田神社や日本五大名峡の1つ昇仙峡、多くの文化人に愛された信玄の湯 湯村温泉などがあり、歴史と自然に囲まれた環境で有意義な時間を過ごしていただけます。市街地を少し外れますと、ぶどう生産量日本一のぶどう園が広がります。このぶどうは、戦時中ソナー用圧電素子製造に必要なロッシェル塩の原料としても用いられ、現代の超音波画像診断装置にも繋がっています。

生体医工学の内包する分野は多岐にわたりますが、近年では、スマートデバイスで様々なセンシングも可能になってきており、より多くの人々にとっても身近なものとなってきています。そして、医療、ヘルスケアや福祉と対象の裾野も広がっていく中、各分野の繋がりはより重要なものとなってきているかと存じます。本シンポジウムでは、多くの分野の研究者と繋がっていただき、皆様の研究をさらに発展させる新たなコラボレーションが生まれる場となれば幸いです。多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

生体医工学シンポジウム2025
組織委員長 鍵山 善之
(山梨大学 大学院総合研究部)


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