ご挨拶

日本生薬学会第68回年会

年会会長  天倉  吉章

(松山大学薬学部 教授)



 日本生薬学会第68回年会につきましては、これまで松山での現地開催に向けて準備を進めてきました。


 6月に入り、演題募集からプログラム作成、会場設営、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策など、本番に向けた細かい準備を本格的に進め、皆様を松山にお迎えする現実味を感じておりました。


 一方で、7月に入りCOVID-19の感染者数が急激に増え、その動向に日々葛藤し、行政からの方針等にも注視してまいりました。7月末に国の方針としてBA.5対策強化宣言が出され,対策等につきましては都道府県に委ねるようになっております。


 先のことはわかりませんが、今後、制限等が都道府県によって異なることも考えられ、全国各地から皆様をお迎えして現地開催することは厳しい状況ではないかと考え、ベストではないと思いますが、皆様の不安をなくして学会を確実に実施するオンライン開催がベターな選択ではないかと判断にいたりました。


 今回は、コロナ禍の中ではありますが、生薬・天然物化学の研究に携わる特に学生を含めた若手研究者の皆様に発表の場を提供し、face to faceでの発表、討論の場を提供することを目指してきました。それが実現できないことは心残りですが、日々葛藤の中、苦渋の決断につきましてご理解いただけますようお願いします。


 皆様にはご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。



令和4年8月1日


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