大会長挨拶






   第29回日本基礎理学療法学会学術大会
   大会長 金子 文成
   東京都立大学

 


 皆様、第29回 日本基礎理学療法学会学術大会長を務めます、金子文成でございます。
 本大会テーマは、Toward Meta-Physiotherapyとしました。近未来の理学療法を高次にあるものと位置づけ、その高次の理学療法、または理学療法に関連した社会システムのありようについて討論し、考え、今よりも先にある世界へ向かうきっかけになる場にしていただきたいと考えています。
 高次とは、想像しうる現状の発展というよりも、医療や社会のパラダイムシフトを踏まえてより高い次元での発展を遂げているだろうという想像を含んで用いた言葉です。
 未来志向で行われる議論では、制度や法律など政治と行政に委ねる枠組みに加え、おそらく、企業と協働して構築する “エコシステム(ビジネスで用いる意味の)”についての話題も欠かすことができません。
 プログラムの内容としては、一線の研究者のご講演により標準的知識を整理しつつ最新の知識を得ていただくのはもちろんのこと、参加者が主体性を実感しながら学問的に、そして専門職として、仲間と議論することができる場になるよう計画しています。
 開催場所は、東京です。3連休のうちの前半2日間に行います。自然と学府の空気を存分に感じられる八王子市の東京都立大学キャンパスで開催します。この間は、都心の喧騒を離れ、皆で議論を楽しみませんか?お子様やご家族が同伴されても過ごせる環境です。

 今の姿を報告し討論し明日からの研究と臨床に活かす!
 近未来の理学療法の姿って?
 その準備は?
 社会のために活かされる専門家あるいは専門家を要する社会とは? etc..

  ぜひ、こんな話題を議論する場を皆様に創っていただけませんか?この場へお越しいただいて周囲の方々と会話をすることで、きっと後から、“あの場に私は貢献した”と思っていただけるものと確信します。
 皆様にサロンとして活かされる場をご提供できるように、準備委員一同尽力して参ります。


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