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日 時 :2025年9月13日(土) 13時30分〜16時30分
会 場 :神戸大学六甲台第2キャンパス 神戸大学百年記念館
(六甲ホール) 及びオンライン配信
参加費 :無料
ページ下部の「公開市民講座への参加登録はこちら」より
参加登録をお願いします。
定 員 :現地参加 250名 オンライン参加 400名
申込期限:2025年8月31日(日)
ただし、申込人数が定員に達し次第、締め切ります)
主 催 :日本遺伝学会第97回大会
公益財団法人遺伝学普及会所属 日本遺伝学会
本講座は、令和7年度文部科学省科学研究費助成事業
(研究成果公開促進費:課題番号 25HP0013)の支援により
実施します
時間 | 内容 |
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13:30〜13:35 | はじめに |
13:35~14:10 | 講演1 「古代DNAから見るイヌが辿ってきた進化の道のり」 現生のイヌを見ると、大きさや形が多様です。このように多様なイヌはどのように誕生し、どのようにして世界に広がったのでしょうか? 現生のイヌはヒトが世界各地に移動させているため、イヌの進化の軌跡をたどることが難しくなっています。しかし、ヒトがまだあまり移動していなかった過去に遡ってイヌを調べれば、イヌの辿った進化の道のりが見えてきます。実際は過去に遡ることはできませんが、過去からのタイムカプセルともいえる古代の骨や歯由来のDNAを調べることにより、イヌの進化が明らかになってきました。この公開講演会ではイヌの古代ゲノムとニホンオオカミゲノムから、イヌが辿ってきた進化の道のりを紹介します。 |
14:10〜14:45 | 講演2 「全ゲノムシーケンスが紐解く日本人遺伝構造と古代人ゲノムの痕跡」 次世代シーケンサーを用いた全ゲノムシーケンスによって、ヒトゲノム30億塩基対の配列が決定できるようになり、詳細に遺伝構造を解析できるようになった。日本人3200人の全ゲノムシーケンスデータにより、日本人特異的な稀な多型が多く同定され、日本人には3系統の遺伝構造がみられること、ネアンデルタール人やデニソーワ人の古代人ゲノムの流入が日本人ゲノムにも見られることなどが明らかとなった。ヒト形質との関連が示された領域の中には、流入した古代人ゲノムによって説明されるものも見られた。これらの結果は、全ゲノムシーケンスデータによってヒトの歴史と交雑、形質と遺伝多型との関連を深く理解できることを示している。 |
14:45〜15:00 | 休憩 |
15:00〜15:35 | 講演3 「近大マンモス復活プロジェクト」 サイエンスフィクションは、想像上の技術によって絶滅生物を復活させる夢を語ってきました。実際の科学技術は、未だそれに及ばないまでも、さまざまなアプローチによりその入り口には立っている状況と言えるのではないでしょうか。近畿大学生物理工学部では、さまざまな専門性を持つ研究者が集結し、マンモス復活の夢を追って研究を行ってきました。本講演では、2019年に発表した体細胞核移植法による復活の試みと、その後進めている人工細胞核構築の研究例を紹介しつつ、マンモス復活の可能性について話をしたいと思います。 |
15:35〜16:10 | 講演4 「恐竜の発見から復元まで –恐竜は復活するのか–」 近年、日本で多くの恐竜が発見されるようになってきました。この恐竜たちはどこからやってきて、どこへいったのでしょうか?これら約1億年以上前にアジアで繁栄した恐竜たちが、ティラノサウルスやトリケラトプスへと進化しました。日本の恐竜の重要性を紹介します。 |
16:10〜16:30 | 総合討論・おわりに |