日本遺伝学会第97回大会Best Papers (BP)賞

Best Papers 賞について

全生物に共通する不変原理と、生物種に固有な現象を記載する「遺伝と多様性の科学」としての遺伝学は、ゲノム科学と技術革新に後押しされ、かつてないほど重要性を高めてきました。日本遺伝学会では「21 世紀の遺伝学を切り開く意欲あふれる研究を奨励し、日本の遺伝学の発展に資する」ことを願い、才能と情熱を傾けた結果としての発表を選抜褒賞し、研究者育成の一助となることを目指して2001 年にBest Papers 賞(BP 賞)を開始しました。「BP 賞受賞歴」は特に駆け出しの研究者にとって貴重な一行となるはずです。共著者にも記載の権利があります。

選出方法

BP 賞選出に際しては、公平性の観点から、投票が偏ることのないよう、評議委員、編集顧問、編集委員、幹事、および座長から構成される審査員によって記名投票で行います。各演題の評価を聴講評価者数に対する割合で補正して上位演題を選んだ後、さらに検討を加えることで公平性を担保しています。質疑応答を含めて評価されるので、発表者はもちろん、ほかの皆様も間接的に評価に関わることになります。このほか様々な形で大会に関わる皆様の力によって、本大会とBestPapers 賞は成り立っています。大いに盛り上げていただくようお願いいたします。

受賞の確定について

選出候補者には12月下旬頃を目処にGenes & Genetic Systems(GGS)の付録誌「遺伝学の パラダイムシフトを目指して」の研究紹介原稿を依頼し、期日までの原稿提出によって受賞者とします。 また、本会記事やサーキュラー、学会ホームページ、あるいは大会ホームページ等に掲載します。

プレナリーワークショップについて ~ 昨年度の BP 賞受賞演題から

前大会の Best Papers(BP)賞から4題がプレナリーワークショップにて講演されます。 各分野の最先端を知る上でもぜひご聴講ください。

令和7年9月
沖 昌也
(BP 賞選考委員長)



日本遺伝学会第97回大会Young Best Poster (YBP) 賞

YBP賞について

遺伝学会年会では口頭発表を主としてプログラムが組まれていますが、駆け出し研究者(学部生、博士前期課程)が「まだ、まとまった研究成果がない」、「研究の方向性だけでも議論したい」という状況でも気兼ねなく発表できるよう、ポスターセッションも設けております。YBP賞は、ポスター発表から意欲あふれる研究、将来性に富んだ研究を選抜するもので、以後の研究の励みとしてもらうことを目的としております。また、学生にとって貴重な受賞歴となるはずです。

選出方法

YBP 賞の選出に際しては、大会参加者全員に投票権が与えられます。ポスター発表会場に掲示されたQRコードを読み取り,投票webページにアクセスし「投票者の所属・氏名」および「優秀ポスター番号」を入力し、その情報を送信してください。厳正なる投票の集計結果をもとに、発表総数の1〜2割が受賞できるように選考しますが、分野間のバランスなどを考慮し、受賞者数にはある程度の増減があります。選考には参加者の皆さんの投票が必須であり、ポスター発表時に熱く議論することが評価の重要なポイントとなりますので、口頭発表のみならず、ポスター発表も大いに盛り上げていただくようお願いいたします。

受賞の確定について

YBP賞受賞者は、大会最終日の総会時に発表します。

令和7年9月
大学 保一
鵜木 元香
(遺伝学普及・教育担当幹事)

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