特別講演・特別イベント

以下の講演は、一部を除き一般の方でも無料で聴講いただけます。会場場所は当日受付でご確認ください。
会場の収容人数を超えた場合は、入場をお断りすることがあります。ご了承ください。
 

特別講演(A会場:札幌コンベンションセンター特別会議場):一般無料
日時 タイトル 講演者
11/25(火)
17:15–18:15
宇宙飛行士講演
SS01「地球から月への進出」
— 司会:中谷 辰爾(東京大学)—
金井宣茂氏(JAXA)
JAXAの金井宣茂宇宙飛行士を招き、これまでの有人宇宙開発の歴史と将来展望についてお話いただきます。このセッションでは、地球低軌道だけでなく、月を含めた有人宇宙活動の将来発展の可能性について紹介いただきます。また、中学生や高校生のみなさんが、大人になる頃に、宇宙開発がどのように発展しているかについてもお話いただきます。ご家族みなさんでご参加ください。
11/26(水)
14:15–15:15
地元企業講演
SS02「北海道からのロケット打上げ 宇宙のインフラ提供を目指すインターステラテクノロジズの現状と展望」
— 司会:中谷 辰爾(東京大学)—
稲川貴大氏(株式会社インターステラテクノロジズ)
国内初のロケット事業と通信衛星事業の垂直統合ビジネスを目指すインターステラテクノロジズは、観測ロケットMOMOで国内民間企業単独として初めての宇宙空間到達を達成した、民間宇宙輸送のリーディング企業です。現在は小型人工衛星専用の宇宙輸送サービスとしてロケットZEROを開発しており、自動車業界との連携によりロケットを低コストで高品質、且つ高頻度打上げが可能な製品に変革することを目指しています。北海道スペースポートからのロケット打上げに向けて、ロケット開発だけでなく発射場整備も大樹町と連携し進めています。本講演では、それらの取り組みや地域活性化への貢献、今後の展望をご紹介します。
11/27(木)
13:30–15:00
政府活動特別講演
SS03-1「宇宙政策の最近の動向 ~進む宇宙空間の利活用、官民連携~」
— 司会:小紫 公也(東京大学)—
三上建治氏(内閣府 宇宙開発戦略推進事務局)
宇宙通信やリモートセンシング、そして月面開発や宇宙安全保障など、世界での宇宙開発は著しく進展しています。我が国が世界の宇宙パワーへ対抗していくためには、限りある人的・予算的な資源と到達すべき目標を、国としてまとめあげていく必要があります。今後、特にアカデミアと政府は政策面の連携をさらに強化することが重要です。本講演では、現在、政府で進められている宇宙の利活用(ロケット打上げや衛星開発)を促すための環境整備や本年度に構築される予定である準天頂衛星システムの7機体制など、宇宙政策の最新動向を紹介していきます。
SS03-2「宇宙戦略基金の進展と将来戦略」
高田真一(JAXA宇宙戦略基金事業部)
福野達也(内閣府)
渡辺隼伍(総務省)
島村佳成(文科省)
岩永健太郎(経産省)
小紫公也(東京大学)
矢野亮太(A.T. Kearny)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)に設置をした「宇宙戦略基金」について、概略、進捗状況、今後の進め方について、担当府省及び産学の代表者に、パネルディスカッション方式でお話いただきます。
11/28(金)
14:15–15:15
宇宙工学特別講演
SS04「失敗から学ぶ宇宙工学」
— 司会:中須賀 真一(東京大学)—
中須賀真一氏(東京大学)
渡辺伸氏(JAXA宇宙科学研究所 XRISMプロジェクトチーム)
森茂氏(JAXA宇宙輸送技術部門 H3プロジェクトチーム)
宇宙開発の歴史は、挑戦と失敗、そして再挑戦の連続である。宇宙は一切のごまかしを許さない厳しい環境であり、ひとたび設計・運用・組織運営のいずれかにほころびが生じれば、莫大な努力が一瞬で失われる。しかし同時に、失敗には他に代えがたい学びがある。本講演では、X線天文衛星ASTRO-H(「ひとみ」)の喪失という痛恨の経験から、再挑戦となるXRISM(クリズム)計画の成功に至るまでの軌跡を振り返り、また、H3ロケット初号機の失敗から2号機の成功に至るまで、組織的・技術的にどのような学びと変革があったのかを紹介する。さらに、登壇者によるパネルディスカッションを通じて、「失敗をどう受け止め、どう次につなげるか」を多様な視点から議論する。失敗を単なる過去の過ちではなく、未来を切り拓く資産としてどう活かすかについて、参加者と共に考えたい。
 

特別イベント(A会場:札幌コンベンションセンター特別会議場):一般無料
日時 タイトル 講演者
11/25(火)
18:30–20:00
ソーシャルイベント SFの会
「SFが描く宇宙と現実の宇宙開発 ~地球外探査と資源利用~」
笹本祐一(SF作家)
野田篤司(株式会社インターステラテクノロジズ)
中須賀真一(東京大学)
尾崎直哉(JAXA宇宙科学研究所)
隕石の地球衝突、小惑星や彗星を捕まえて利用する話から始まり、人類の活動圏が莫大な広さになったらどうなるかをテーマの主軸に、宇宙技術者、SF作家が荒唐無稽の持論を戦わせます。横道にそれることは当たり前、予測不能の展開をお楽しみください!
 

特別イベント(大ホール・サテライト会場):参加者限定
日時 タイトル 講演者
11/28(金)
9:00–12:15
リカレント教育プログラム
「軌道力学・姿勢制御の基礎 〜宇宙工学初心者や学び直しをしたい人のための教育プログラム〜」
尾崎 直哉(JAXA宇宙科学研究所)
久保 勇貴(神戸大学)
 

ジュニアセッション(大ホール):一般無料
日時 タイトル 講演者
11/25(火)
15:30–16:45
ジュニアセッションポスター発表会
中学生〜大学2年生(満13〜20歳)が研究・調査成果をポスターで発表します。航空・宇宙・天文・教育・アウトリーチなど多様なテーマの発表。次代を担う若い世代とぜひ議論してください。
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